用語解説 朱里編

占術朱里国(せんじゅつしゅりこく)

占いと魔法が盛んな王国。物語の主な舞台。略称は朱里。星来は次期王位継承者。
白凰魔法騎士団によって厳重に警備されている。
王都の他に王立魔導図書館や呉乃本部などの主要な施設が密集しており、他国との様々な貿易や交流がある。
寧々菓の実家も王都の近くらしい。
星来、寧々菓の故郷。

白凰魔法騎士団(はくおうまほうきしだん)

深海によって作られた特殊自警組織の総称。略称は白凰。占術朱里国の法と秩序を守り、反乱分子を一掃するために存在する。
構成要員は全部で七名。深海、真珠、珊瑚、他四人の聖典大魔導師から成る。
団長は深海であるが、総合的な統括指揮権はすべて部下の真珠に一任されている。
朱里国の姫・星来を守るため、彼女の身体に宿る七天星を発動させる呪文を七つの鍵に分けて封印した。

聖典大魔導師(せいてんだいまどうし)

四聖神と特別な契約を交わした者に授けられる称号。紅蓮、虹河、未凪、黒衣がこれに該当する。
世界四大秘宝を守護する役目を担う。

四聖神(しせいしん)

火炎の朱雀、水流の青龍、疾風の白虎、大地の玄武の計四体を指す総称。
それぞれ火眩、蒼海、風地の国に住むとされる伝説の神獣。
人の言葉に似た特殊な暗号言語を発するが、解読出来るのは聖典大魔導師だけである。

世界四大秘宝(せかいよんだいひほう)

火炎の弓矢、珊瑚の指輪、風の文鳥ミンキー、大地の聖剣オーヴの四つの秘宝のこと。
各秘宝の守護者は順に、紅蓮(後に莱樹)、虹河(後に真珠)、未凪、黒衣である。
本来、聖典大魔導師によって守護されるべきものであるが、火炎と水流については特例である。

七天星(しちてんのせい)

星来の身体に宿る紅玉。別名、月星属の雫。未来を予知する力と星を操る天球魔法が秘められている。
非常に希少価値があり、魔力も絶大であるため、敵国の狙いの的になりやすい。
力の発動には白凰魔法騎士団が守護する七つの鍵が必要。

月星属の雫(げっせいぞくのしずく)

七天星の別称。国宝級。
月星の属性自体、極めて珍しい存在らしい。

王立魔導図書館(おうりつまどうとしょかん)

朱里国城内にある大規模な図書館。別名、パピルスの書庫。
元は雨春が書架の全権を担っていたが、今は弟子の風地咲が管理を任されている。
一般の本から漫画、雑誌、辞典、専門書、魔本、禁術を記した書物(禁書)など、品揃えはかなり豊富。
所々にコーヒー喫茶や軽食所などが設置されており、いつでも自由に利用可能。集中して静かに勉強するには最適の空間。
施設は一部を除き、常時開放されている。貸し出しも出来るが、魔本と禁書の閲覧は閉架式。
魔導司法官やS級魔導司書の国家試験は毎年ここで行われる。

三大賢者(さんだいけんじゃ)

S級魔導司書の資格を持つ三人の賢者の総称。天元、紗結良、風地咲がこれに該当する。
各出身国別にそれぞれ火眩、蒼海、風地の大賢者などと呼称することもあるが、意味はほぼ同義。
いずれも師は同一。幼い頃より雨春に師事していたらしい。

グリモワ(ぐりもわ)

雨春が所有する古の魔導書。正式名称はグリモワール。色は深紅。肩に担ぐほどの巨大サイズ。極稀に文庫本くらいの大きさにもなれる。
表紙に目玉、裏面に口があり、全体に紫色の魔封じの鎖が施されている。
森羅万象を司る様々な文献や魔唱の術式などを記した極めて稀な自我を持つ魔本。
独自の美学を持つ変わり者で会話も食事も飛行も出来る。結構ワイルドな性格。台詞は主にカタカナ表記。
雨春にはいつも体よくこき使われており、事あるごとに振り回されている。
奇抜な装丁が悪趣味だと杏には不評らしい。

衣重(きぬえ)

雨春が服の上から重ね着しているカラフルなベスト。色はピンクと水色と黄色と黄緑。中央のボタンには星の刻印がある。
色変わりの衣装ともよばれ、羽織ると魔力の属性によって上着の襟元と両袖が変色する特殊設計。水流なら青、月星なら白に変わる。
変色のタイミングには個人差があり、転属の状態や魔力の流動、混属の有無などによってその割合は変動する。
石瑛が発明した魔導器の一種だが、現在では材料費の高騰により製造が困難らしい。

転属制御バンド(てんぞくせいぎょばんど)

雨春が両袖に着けている黄緑色のバンド。衣重が持つ色変わりの効力を封じる魔導器。
自らの属性を他者に知られたくないという理由で雨春が石瑛に特注で頼んで作ってもらったらしい。
衣重と同様、購入時の代金は未だにツケにしている状態。

呉乃(くれない)

玉珠鎖が管轄する特殊な派閥組織の一つ。別名、特殊犯罪掃討部隊。黎明、寧々菓、蓬生、杏、雛菊、高遠が属する。
主に世界各国の犯罪組織などを一掃することを活動目的としており、当面の課題は火風火の捕縛。シンボルマークは錨の紋章。
黎明は総司令官兼最高責任者であり、すべての統括指揮権を一任されている。
階級は上から順にそれぞれ上一級(黎明、高遠)、上二級(雛菊)、準一等級(蓬生)、準二等級(寧々菓)、準三等級(杏)である。
本部は朱里国の西に位置しており、玉珠鎖や蒼海樹海牢の監獄へは瞬時に行き来可能。
かつて黎明が蒼海樹海牢の監獄から異動した際に、とある目的のためにほぼ独断で組織したらしい。
準等級の隊服は青緑色の学ランと茶色のセーラー服。就業中はサンダルやハイヒールなどの着用が禁じられている。
女子の制服のスカーフは階級別に色が異なる。準二等級はピンク色、準三等級はオレンジ色。

紅蔦(くれないづた)

黎明の身体に刻印された深紅の蔦模様の刺青。別名、絡み草。
上半身や両腕、手の甲、指などに描かれている。千鳥笛の発動時には鮮やかな赤紫色に発光する。
火風火では黎明自身を指す呼称でもあるらしい。

絡み草(からみぐさ)

紅蔦の別称。意味はほぼ同義。
黎明がよく使う呼び名。

千鳥笛(ちどりぶえ)

黎明の武器。風の魔導器の一種。黄金色。千羽の鳥を召喚・使役出来ると言われる三葉型の笛。
普段は黎明のマントに特殊な鎖紐で取り付けられている。左右に四か所ずつ八連水晶の宝珠を装着する窪みがある。
両親の遺品らしい。

八連水晶(はちれんすいしょう)

黎明が持つ水色のピアスの名称。属性は風。八つの特殊な水晶を用いた耳飾りで、千鳥笛の魔力を全開放するための鍵の一つ。
元は八連だが、今は訳あって黎明がそのうちの半分(三連と一珠)を所有している。
残りの半分(四珠)は寧々菓に預けており、適度に魔力を分散させて封じている。

菓子女(かしおんな)

黎明が寧々菓に対して一方的に付けたあだ名。
公的な場合を除き、ほぼすべての時においてその呼び方で接している。
寧々菓からはしょっちゅう文句を言われているが、当分は止めるつもりはないらしい。

香花の魔女(こうかのまじょ)

雛菊の二つ名。植物を自由自在に操り、魔性の香水で獲物を甘美な罠へと誘い魅了する特殊能力を持つ。
時には猛毒の棘で容赦なく仕留めることもいとわないという可逆性も秘めている。
「綺麗な花には毒がある」が持論。

蜜毒の姫(みつどくのひめ)

雛菊の二つ名。香花の魔女と同義。
甘い蜜と魔性の毒で獲物を狙う。

白凰学園高等部(はくおうがくえんこうとうぶ)

「我ら、白凰魔法騎士団!」の番外編。私立白凰学園を舞台に繰り広げられる青春ドタバタストーリー。
深海らは生徒会のメンバーであり、深海は自由気ままな生徒会長、真珠は文武両道で苦労人の副会長に就任している。
珊瑚が真珠に好意を抱いていたり、紅蓮が虹河に言い寄っていたり、未凪が黒衣を心配していたりといった設定は本編と同様である。
何となく星来がヒロインの恋愛シミュレーションゲームのような雰囲気を漂わせているが、実際には深海らが学園の規律と秩序を守るために奔走する姿を描いている。


2011.11.28~2022.2.12

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