用語解説 緑焔編
緑焔(りょくえん)
火眩の遠方に位置する絶海の孤島。皇家の霊幻道士たちの修行場として知られている。様々な生物が野生のままに生息する大自然の宝庫であり、太古の遺跡や独自の文化を持つ謎多き秘境。
険しい山岳や竹林、渓谷などが多く、他国に比べて空気がやや薄い。
外国との連絡手段がほとんどなく、火眩南部の港へ向かう船が一日数回出航するだけらしい。
人が住む環境としてはかなり過酷だという噂。
煌龍は長年この地で暮らしている。恋雀、明々の故郷。
風迅月(ふうじんげつ)
煌龍の衣装に結わえつけられている三日月型の留め金。風を操る魔導器の一種であり、煌龍が皇家にいた頃に当時の当主から授かったものらしい。
所々に七色の宝珠が施されたオシャレなデザイン。
明々をパンダから人の姿にするための特殊な力がある。
麻婆炒飯(まーぼーちゃーはん)
緑焔名物の激辛炒飯。色は米と具材を含めてほとんど赤。味も香りももはやただの唐辛子でしかない。味も見た目も相当な珍味なので、並の人間では完食はおろか、試食すらも困難な代物。
かつて恋雀が煌龍のために振る舞った料理の中で最も美味しいと評判だったため、以来煌龍の大好物になっている。
熊猫饅頭(ぱんだまんじゅう)
緑焔の銘菓の一つ。パンダの形をした和菓子。味は餡子やクリームなどの甘味系と肉やカレーなどの惣菜系がある。極稀に期間限定で変わり種も登場するらしい。
翠鳳連山(すいほうれんざん)
緑焔にある広大な山岳地帯の一つ。標高3000メートル級の山々が連なる絶景の名峰として知られており、毎年多くの旅人が登山や修業に訪れる。
山頂付近では特に空気が薄く、気候変動も激しいため、登頂は極めて困難。
2011.11.28~2021.9.15
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